サブプライム、サブプライム呪文のように繰り返された2007年。そのサブプライム問題を、仕組み、背景を丁寧に、しかし、ざっくりと解説してくれる良書。
よくもまあこんな仕組みを作り上げるものだと感心する。それはサブプライムローンに限らず、問題が問題として見えにくい構造。関わるプレーヤーが多すぎ。
ところで、この手の金融・経済の言葉を、一般の新聞やテレビで見かけるようになった頃には、既にヤバいケースが多いように思う。最近ではスタグフレーション。
最後にTHE BOOM「手紙」から
近頃、自分の周りでも世間でも、嫌なニュースばかりが飛び込んでくるよ。 そんな時は、柳の木の下で、まるで、みの虫のようにじっと待つしかないんだ。風が止むのを待つのは、すごく長く感じるけど、別に何も失うものはないし、鼻クソほじってたって地球は回ってるよ。
ただ風がやんだ頃には歌詞とは違い、何もしなくても何か失ってるはず。ただ、嵐の中動くのは、経験値の足りない僕には自殺行為。動いた方が危険だと感じる。なので、ちっさく様子見。